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堂場瞬一著 「讐雨」

 刑事・鳴沢了のシリーズのなかでは、もしかすると割とストーリー性に富む、サスペンスフルな一作だと思う。
 まず、冒頭のシーンで鳴沢が、車両の爆破現場に居合わせ、怪我を負うところから始まる。つかみはOK!である。その後、爆破犯からの犯行声明の電話があり、また、東京のどこかでダイナマイトを爆発させるとの脅迫がある、ただし、拘留中の連続少女殺害事件の犯人「間島」を釈放すれば、爆破計画は中止するとのこと。鳴沢らは、関係者をあたっていくうち、「間島」が最後に殺害した少女が発見される。そして、その父親の「ヤクザ」の「榎本」が捜査線上に浮上してくる。「間島」を釈放させ、自らのやり方で、復讐、死刑執行をしようというのだ。
 鳴沢らは、今の日本の刑事裁判の制度に疑問を持ちつつも、刑事としての役割を全うしようとする。そして、以外なもう一人の共犯者が現れる…
 鳴沢達が現実と本心とのジレンマに悩みつつも捜査していく姿は、結構心に響く。苦悩のすえ、貧乏くじめいた行動で、解決に導く姿は、共感できる。
 こういう、人間性にあふれた警察官がいっぱいいるといいんだけどなあ。80点。
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